スマホやタブレットに無くてはならないゴリラガラス。iPhone5ではゴリラガラス2が使われていますが、次世代「ゴリラガラス3」の発表がありました。iPhone5S(又はiPhone6)に使用されるらしいです。
ゴリラガラス3の詳細については、2013年1月7日にコーニング社より発表される予定です。(今日は1月5日なので、明後日ですね。)
ソース元:9to5.com

ゴリラガラス3とは、何か?


スマートフォン、タブレットのタッチパネル部分のガラスに多く使われているものがゴリラガラスです。
普通のガラスよりも強度、摩擦傷に強い特殊加工をしたガラスとなっています。

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専門用語だと「アルミノ珪酸(けいさん)ガラス」と呼ばれ、プラスチックの数十倍の強度を持ち、現在0.5mmの薄さを実現しています。
なおかつ、タッチパネル部分ですから、手触りの良さ、指の滑りの良さも実現しています。

そういった意味で今では、無くてはならないものとなっています。
ゴリラガラス3はゴリラガラス2と比較して、何が違うのでしょうか?

・強度:40%強い
・キズ:50%傷に強い

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iPhoneは世代を追うごとに、どんどんとかっこよく薄くなっています。
薄くするためには、ガラス自身も強度を保ちながら、より薄くする必要が有るため、ゴリラガラスも進化しなければ代替品を探すことになってしまうでしょう。

【動画】ゴリラガラスイメージ




【動画】割れないゴリラガラス



3枚目がゴリラガラスです。叩いても割れません。すごいですね~

ゴリラガラスはAppleがなければ出来なかった


過去に何度かゴリラガラスのことを書きました。
iPhoneを世に送り出すため、Appleがガラス素材を徹底的に研究し、世界中を探し回ったと言います。
世界を探しまわった末に、実は自分たちの国アメリカのコーニング社でそのレシピがあった。
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コーニング社のCEOウィークスに尋ねあたり、Appleはとうとう求めていたガラスと出会うことになります。
しかし、ウィークスは言います。

強いガラスを作ったのはいいが、用途を見いだせず、今は作っていない。
レシピはわかるが、工場もないし、作ることが出来ない、っと。

そこで、スティーブ・ジョブズの出番です。不可能を可能にする男。
Appleのありったけの資金的、人的協力をしてiPhone出荷に見合うだけのゴリラガラスの製造に追いつきます。

これが、ゴリラガラスの出発点になっています。

コーニング社のCEO室にはスティーブ・ジョブズからもらったメッセージが飾ってあると言います。
iPhoneを出荷した後のことです。

「君たちががんばってくれなければ、(iPhoneは)できなかったよ」

日本でも製造されているゴリラガラス


米ケンタッキー州のハロッズバーグにコーニング社の工場があり生産していますが、実は日本の静岡県でも製造工場があります。
驚きましたね。日本で作っているとは。

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