ソース元:ウォール・ストリート・ジャーナル
今日はやけに廉価版iPhoneの記事がそこら中に出現していると思ったら、ウォール・ストリート・ジャーナルという権威付けのあるメディアが報じたことで伝達スピードが加速したようです。

廉価版iPhone案は2009年より存在


2009年からApple社内で本格的に案として上がっている、ということです。
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廉価版iPhoneがうわさになっている「iPhone mini」と同じ物をさすのかはわかっていませんが、現iPhone5のアルミ筐体に対して、ポリカーボネイトのコスト安を狙うようです。

2009年の廉価版案のときは、旧バージョンを生産ラインとして残すことで問題を解決した、というのがAppleのその時の結論です。

つまり、iPhone4が登場したときはiPhone3GSを無料(キャリア2年縛りあり)で残したということです。
ちなみに、iPhone5ソフトバンク版64GBは、一括支払いの本体は72,000円です。

Appleイノベーションでも書きましたが、Apple社内は徹底的に一つの事柄を時間をかけて議論する。
製品の試作品も、本物とほぼ同じクオリティでいくつも作る。

廉価版iPhoneは登場するしないの問題ではなく、そのイノベーションの可能性の一つなのかもしれません。
Appleは自分たちにできるすべての可能性を、つねに議論して自らの製品ネタを蓄積してありますから。

iMacボンダイブルーも安価で爆発


当時のAppleと今のAppleでは状況が違いますが、Apple社内がどう考えているのか?を紐解くヒントになるかもしれません。
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当時はパソコンとしてのMacは意識的な高価な値付けで、製品価値が下がっている時だったので、いわゆる売れてない状態でした。
そこで、iMac以前とでは考えられないような戦略的な(安い)値付けでiMacを投入し、死に体だったAppleの財務状況は黒字に転換した、という事があります。

この例をiPhone廉価版の可能性の先例として考えることは出来ないでしょうか?
だからこそ、iPad miniが登場したのではないかという見方もできます。

もちろん、今でもApple社内は廉価版に対して賛成も反対もあるでしょう。
できるか出来ないか、という事で言えば廉価版iPhoneはできますが、問題はどのように解釈するか、ということだと思います。

自分で自分自身を食べる


iPodの時にスティーブ・ジョブズがアナリストに質問を受けた答えが印象的です。
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「iPodは、沢山の種類が出ているので、カニバリズム現象・共食いが起きるのではないか?
という質問です。

スティーブ・ジョブズはこのように答えました。
「自分で自分を食べなければ、他社に食べられるだけだ」

言いたいことは共食いの全肯定。
これを考えると、現iPhoneとの共食いを恐れないiPhone廉価版の可能性も有るのかもしれません。

廉価版iPhoneが登場するのかは分かりませんが、中国やアフリカを主とした低価格端末をAndroidに全て持っていかれている事を考えると、Appleが何かしらの手をうってくるとは思います。

それは、何になるのでしょうね?