58b5ffdd
ワイヤレス・ワイヤーにレポートが興味深かったのでご紹介します。
Appleは大きな利益を得て、税支払い回避などが問題となっていますよね。ようは、沢山利益が出ているということです。
その大きな利益を使って、膨大な投資を行なっていますが、何に使っているのでしょうか。iPhoneにはどのように関係するのでしょうか。

3年に1度Yahoo!を買収できる額


2007年にiPhone登場以来、Appleは211億ドル(2.1兆円)の投資を行なっているということです。
単に2.1兆円と言われてもピンと来ないのですが、テクノロジー企業間での比較を行なっています。

201306031540_3
(主要各社の設備投資額の推移。2006年4月以降)


例えば、半導体は膨大な設備投資が必要となる業種で、半導体といえば、インテルです。
Appleはそのインテルとほぼ同程度の投資を行なっているということは、大きな驚きだ、ということです。

この金額は、3年に1度Yahoo!が買収できる金額だ、としています。
Yahoo!を例にしているのが、面白い&分かりやすい例えです。

tm_Yahoo_1

それだけ、ずば抜けてAppleの投資額が大きな金額である、ということですね。

201306031540_2
膨大な設備投資が必要とされる半導体メーカー各社と比べても、アップルのこの投資額はとても大きなもの


Appleは純利益が沢山あり、キャッシュを多く抱えているので、その使徒を問われることが多いですよね。
なので株主還元を行えとか。

00
2005年6月から現在までの設備投資額の推移


それは、Appleのキャッシュフロー計算書と貸借対照表をちゃっんと見ていないからだ、と指摘しています。
投資額の使徒をきちんと把握してれば、その使途に満足するはずだ、ということなのでしょう。

iPhoneと投資の関連は?


例えば、iPhoneのディスプレイガラスについて、考えてみたいと思います。

人々が持ち歩くなか、単なる強度だけではなく、キズにも強く、タッチスクリーンとしての指触りの良いガラス素材をスティーブ・ジョブズは初代iPhoneの時に探している記事を書きました



世界中を探して、たどり着いたのが、既に生産されていないアルミノ珪酸ガラス、商品名でいうとゴリラガラスですよね。

そのガラスについても、どのように加工すればよいのか、Appleは社内で徹底的に議論して、実際に行なってみて良い結果がでるまで継続するそうです。

00_iphone5_milling_2


具体的言うと、ガラスの切り方、切るスピード、切る角度、切る側の材質、加工後の歩留りなどなど。
パーツメーカーやサプライヤーに任せるのではなく、Appleは自分たちでやってみる。

51361b6188adf


そのための高額な工業機械を大量に購入し、時には、そのままサプライヤーに購入した工業機械を使うよう与えることもあるようです。
すごいですね。

このように、他の企業がやらないうような徹底したこだわりを実践しているからこそ、良い製品を生み出す土台となっているのかもしれないですね。

また、薄くて、ねじれに強く、強度もあり、パーツ数も少なくなるというアルミの塊を削りだす、「ユニボディ」。
これも、相当試行錯誤してたどり着いた結果のようです。

unibody1


iPhoneというすごい製品を作るために、どのパーツのひとつひとつに徹底したこだわりと、試行錯誤を行なっている。
それも、他の企業ができないレベルでのこだわり

その質感がiPhoneという製品に表現されているのだと思います。
Appleの大きな投資額とiPhoneへの関連について、でした。