
techcrunch.comによると、Appleは2013年会計年度中に全15社の買収を完了したということです。
そのうち、8社は分かっていますが、7社は未発表で不明ということ。
わかっているというのは、Appleから公式に公開された、ということではないようです。
1、WiFiSlam:屋内位置情報
GPSとWi-Fi位置情報、3Gアンテナ、Blutoothを使って、高速化と精密化を成し遂げ、
情報を組み合わせているようです。

つまり、iPhoneやiPadを利用して位置情報を収集し、より正確な地図情報へフィードバックするということなのでしょうか。
大量の情報を集めて、その情報をウェブサービスへフィードバックし、他社よりも、よりよい情報をユーザーに提供する。
こんな感じでしょうか。分かりませんけど。
2、Locationary:更新するローカル情報

地図情報というのは、刻々と情報が変わりますが、その整合性をバランスさせたり、
更新情報をマップへ反映させたりするサービスのようです。
Appleマップは登場時に大失敗しましたので、かなり積極的に投資をしているようです。
3、Hopstop.com:乗り換え案内情報
乗り物乗り換え情報や、徒歩ナビゲーション情報など。
地域ナビゲーションサービスを提供する会社だそうです。

これも、Appleマップへフィードバックされるのでしょう。
・検索したサイトから直接、経路をメールで受け取る
・複数経路がある場合の移動方法提案
・タクシーでの料金や時間の推定
・車いすやベビーカーでの移動可能な経路
・移動のカロリーと二酸化炭素排出量計算
・リアルタイム経路変更アラート
・最寄りのバス停の場所と時刻などの情報を探す
などなどです。盛りだくさんですね。
4、Passif Semiconductor:通信用省エネチップ
無線通信の省エネチップメーカーだそうです。
Bluetoothの省エネ版のようなものでしょうか。

通信系のチップは、常時接続先を探すため、CPUに負荷がかかり、バッテリー消費も大きくなりがちだと言われているようです。
通信チップの大幅な省電力ができると、iPhoneやiWatch(噂製品)に長時間のバッテリーライフをもたらしてくれ、電源を気にしなくても済むかもしれません。
5、Matcha:動画コンテンツリストサービス
AppleのiTunesやiRadioのために買収したと思われます。
動画や音楽をリスト化して、個別にサジェストしたりする機能があるようです。

膨大な量のコンテツから、好みのコンテンツを探す手助けをする、ということのようです。
いわゆるパーソナライズされたオススメや、好きな番組のピックアップです。
6、Embark:乗り換えアプリ
iOSで人気の乗り換えアプリ。
Appleマップへ乗換情報を追加。

7、AlgoTrim:画像・動画・アプリ圧縮アルゴリズム
圧縮のアルゴリズムを専門に扱いう会社だそうです。

画像はもちろん、動画やソフトウェアの圧縮まで行う。
携帯端末に取り入れる画像ソリューションを提供するということですが、何を意味しているのかは不明です。
iPhoneで扱うコンテンツが軽く速くなるのに貢献するのかもしれませんね。
8、Cue :パーソナルアシストアプリ
パーソナルアシスタントといえば、SiriやGoogle Nowですが、
Siriをさらに強化しようという狙いのようです。

Cueはもともとソーシャルネットワーク系のサービスだったようで、
ソーシャル系を取り入れたアシスタントサービスになるのではないでしょうか。
まとめ
「Appleは小規模な技術企業を適宜買収しているが、通常、当社の目的や計画については説明しない」
ということです。
それぞれ買収された会社の貢献方法は、不明です。
でも、ウェブサービスに弱いとされたいてAppleですが、
次々と面白そうな企業を買収して、iPhoneやiPad、Macなどにフィードバックされると、どんなサービスになるのか、ワクワクします。
直近でいうと、iPhone5sの指紋センサーも、AuthenTecという企業の買収で成し遂げた成功例ですよね。
楽しみです(^^)
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